【免許取得編|第3話】~コース練習~これが噂の一本橋…
いきなりAコース、心の準備はまだ…
2024年7月6日、朝9時前に教習所へ。
玄関が開かず車の中で待機。ここからすでに不安が始まっていたのかも…。
配車手続き後、装備を身に着けて待合所へ。
すると教官から、いきなり一言。
「Aコース行きます。」
一瞬で血の気が引く。
基本コースしか覚えていないと伝えたら、
教官の表情が一瞬
「は?」
となった気がした…気がしただけだと思いたい。
とにかく乗る。行くしかない。
半クラ8の字、S字そして…クランク崩壊
まずは8の字走行。視線は遠くを見るように。
少し慣れてきてからは、パイロンに寄せて回る練習。
続いてS字は何とかクリア。
そしてクランクへ。
入射角がヤバいと感じ、
「ハンドブレーキを…ちょっとだけ…」
次の瞬間、バイク、大暴れ。
とっさに左へ飛び、バイクが転倒。
クラッチ切らずにブレーキ握ったことが原因だったと後で理解した。
肝に刻む──
止まるときは、まずクラッチ。
スラロームは“ただの左右折”状態
転倒の恐怖心が消えないままスラロームへ。
のるん のるん……ただの曲がり角を右左折する。
教官に「違う」と言われても何が違うか分からない。
鬼門・一本橋…そしてまた転倒
続いて一本橋へ突入。
初回は1mで脱輪。
2回目は2mで落ち、焦って足をつこうとして…段差の高さ分足がつかず転倒。
教官、無言でバイクの状態確認…。
気まずさMAX。
このままでは終われね~。
5時間空き時間 → YouTubeで猛研究
午後からの追加教習まで5時間。
休憩所でひたすらYouTubeの一本橋&スラローム動画を視聴してイメトレ。
付け焼刃でも何もしないよりマシ。
救世主教官・登場
午後の教官は、細かい部分を全部指摘してくれる人だった。
- サイドミラーの調整
- 乗車姿勢
- 目線
- 停止線の位置
- ギアチェンジ、クラッチ操作
普通に考えたら「細かすぎ!」と思うかもしれない。
でもここまで色んな情報で大混乱状態ったこの時、急にすべてが繋がっていく感じがした。
パズルがバチバチッと色々ハマる感覚。
それで急激に楽しくなる。もっと言ってほしいレベル。
スラローム覚醒、そして…
「一本橋以外は2速以上」という教習所のルールを理解。
スラロームに2速のまま、クラッチもブレーキも触らずに倒し込むようにして侵入。
ハンドルを切るんじゃなく、腰を振る感じで…
これや!!
OKもらえた。自信がつく。
一本橋、ついに突破!
アドバイスは4つ。
- ニーグリップを強く
- つま先は正面へ
- 上半身の力を抜く
- ハンドルを小刻みに動かす
そして最後に教官から。
「見るからに自信失ってる。
でも、絶対できるから。」
その言葉を信じてやってみたら──
端から端まで、ぬる〜っと成功。
教官が自分以上に喜んでくれて、
胸の奥がじんわり熱くなる。
その後も連続成功し、教官から
「もう一本橋は大丈夫」
と言われる。
自信、爆誕。
総評:まだまだ直すところはあるけど
- 乗車姿勢を最優先で改善
- クラッチ操作は後半良くなった
- 周りを見る余裕が出てきた
基本の4コマ終了!
次から本当に第一段階が始まる。
楽しい。とにかく楽しい。
だけど次の教習は7月20日(土)。
感覚忘れないようにしないと…。
翌日以降のツケがやってきた
7月7日:両手首が激痛。
筋肉痛ではなく神経痛のソレ。
とにかく冷やして安静。
7月10日:まだ痛い。
調べると「初心者に多い腱鞘炎」とのこと。
ハンドルを握る両手でバランスを取ろうとするから、無駄に力がかかってるらしい。
膝で車両を支える、ニーグリップの重要性を理解する。
この日に8月分の予約を一気に入れた。
土曜日の予定がほぼ埋まる。
ゴールまでの道筋が見えた。
…ドアノブ回すのすら痛いけど…。
次回はいよいよ、
【第4話:~コース反復~山積みの課題】へ。


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