人生初のバイクツーリング。レンタルした赤いハンターカブCT125にまたがり、友人といなべ市のカフェを目指して走った一日。
緊張と期待が激しく入り混じる、まさに「初陣」の記録。
出発前の準備と手続き
2024年10月13日(日)、3連休の中日。
バイク経験者の会社の後輩TAKAに同行をお願いし、13時にJR加佐登駅で合流。
そのまま「ホンダドリーム鈴鹿店」様へ向かい、事前予約していたレンタル手続きを実施。
自分が赤い ハンターカブCT125、TAKAが青い Dax125 に乗ることに。
手続きを済ませ、保険が有効になる13時半から走行開始。
自動車学校の卒業検定以来、久々に跨るバイクに最初はぎこちなく、しかも初めて触るEクラッチとシーソーペダル。
店を出てすぐの脇道でのUターンだけでも緊張の連続。
でも、交通量の少ない道から始めたのは正解だった。(後続車がいたら危なかった)
走行開始・緊張と慣れの時間
鈴鹿市からフラワーロードを北上。
教習所では最高速度40km/hを瞬間的に出した以外は20～30km/hで走っていたので、いきなり60km/h以上を出す状況に身体が強張る。
でも後ろからくる車のことを考えるとあんまり40～50km/hで走るわけにもいかんし…。
走行中、それを察したTAKAから「遠くを見て」「肩の力を抜いて」と、まるで教習所の再来のような指摘を受けながら、
2nd・3rdギアに身体を慣らしていく感覚。
いや、いきなりは怖いって。
同時に複数人ツーリングでは、「走行中は縦一列」「信号で止まる時は横並び」といった基本マナーも教わる。
菰野方面へ向かう途中、うっかり3rdスタートをしてエンジンが唸り、ここにきてようやく信号停止時にN（ニュートラル）へ入れる重要性を実感。
なにせ、走行中に今自分が何速に入れたかすぐに分からなくなるので、そのタイミングでリセットするしかないw
停車時にN→1stへ戻すリズムを覚えながら、徐々に走行感覚を掴んでいく。
爽快感と恐怖心が丁度50％ずつくらいの状態で走り続けて、いなべ市へ向かっていく。
目的地：いなべ市『Lazo Coffee』へ
景色が緑に変わる頃、いなべ市の小金大橋交差点付近に到着。
目的地のカフェ「Lazo Coffee」さんは2024年5月にオープンしたばかりのライダーズカフェ。
お店の存在を知った時から「来るならバイクで来たいな」って思っていたので、夢が一つ叶った。
綺麗な店内でコーヒーを飲みながら、２階から聞こえるバイカー達の談笑に耳を傾け、
「これで自分もライダーに少しは仲間入りできたのかな」と、ひっそり嬉しい気持ちになったり。
落ち着いた、でも随所にこだわりのある店内
香り高いコーヒー
鞍掛峠へ挑戦！登りと下りの試練
カフェを出た後、TAKAの提案ですぐ近くの山道「鞍掛峠」へ。
慣れないハンドル操作と体重移動を繰り返しながら、グネグネとしたワインディングロードを登っていく。
カーブでの減速しすぎが逆にバランスを崩して危険なことを体で学びつつ、30分ほどでトンネル手前の頂上に到着。
しかし下り道はさらに難関。勝手に加速しがちな車体を抑えながら走るも、後続車のプレッシャーに焦り…
下手に頑張らず、安全を優先して見通しの良い直線で停車し、車を先に行かせることに。
「初日なんやから、マイペースでいかせてよ」と改めて思う瞬間だった。
帰路と学び
再びミルクロードを走る帰り道、途中で三岐鉄道の伊勢治田駅に立ち寄り。
その途中、短い急坂でバランスを崩しかけたことで、「教習所にはないアップダウンの現実」を痛感。
その後は信号での停車・発進もスムーズになり、徐々に成長を実感する。
ただし信号が赤から青に変わった際の加速ミスで対向車にヒヤッとする場面もあり、まだまだ課題は多い。
それでも帰る頃には自然と60km/h巡航できるようになり、バイクとの一体感を感じ始めることができた。と思う。多分。
給油と燃費の驚き
ゴール直前にイオンモール鈴鹿構内のガソリンスタンドで給油。
約2L・280円で110km走行という驚異の燃費に感動！
「車よりも、ロードバイクよりも財布に優しい趣味」と笑いが漏れる。
車が12L/kmくらいまで燃費が悪くなってるし、ロードバイクは100km走ろうと思うと途中のコンビニ食糧補給で1000円は軽く超えるし…今日はコーヒー代とガソリン代を合わせても1000円いかなかったぞ。すげぇw
そんな話をしながら、再びホンダドリームへ。
無事帰還、そして次の夢へ
店頭にカブを返却し、記念品を受け取ってツーリング終了。
怪我も事故もなく、何より楽しく走れたことが最高の成果。
同行してくれたTAKAにその後感謝を込めてラーメンをご馳走し、初ツーリングを締めくくりました。
次こそは、クラッチ付きの本命「Rebel 250」に挑戦してみたいな。
新しい目標ができた、そんな一日でした。
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